« ブエノスアイレス・ダイアリー3 | Main | ブエノスアイレス・モンテビデオ・ダイアリー »

2014.11.19

ブエノスアイレス・ダイアリー4

Day5

午前中は野窓1本。説明しよう。野窓とは野原でウンドウズPCを開いて仕事をすること。転じていわゆるノマドを指す。って、これこの前同業者の飲み会で、「最近ノマドの意味を知ったの」と彼女独自の定義を教えてもらいました。いわゆるノマドの人たちはMacBookAirを使っていることが多いので、Windows派の私は今後“野窓”を推したいと思います。

着いたときからこの街の危険度についてずっと考えている。最初に大家のカミーラはニューヨークやパリに行ったことがあるなら、そこと同じと思うようにと言った。ものすごく危険な場所ではないが、エリアによっては近づかないほうがいい場所があるし、何はともあれ普段から注意しておけという意味と理解した。だが、同室のアナはこの辺(パレルモ)はともかく、セントロは危険だから出かける気がしないというようなことをずっと言っている。彼女はタンゴを習うために来てすでに3週間経っていて、街にうんざりしているように思える。私自身の体感ではリスボン(彼女の住んでる街)とそんなに違うようは感じられない。リスボンは確かに女の一人歩きが安心してできる街だけど、エリアによっては所在なさげに立っている黒人の男たち(というと差別的に聞こえるかもしれないけど)がじっとこっちを見ているような場所もあったし、そんなに違うかな?。でもよく考えたら、バルセロナにいるときは当時の呼び名でバリオ・チノ(現在のラバル)に毎週のように飲みに行ってたし、東京でも歌舞伎町の裏の怪しげなバーに行ったりするから、普通の女性よりも危険と感じるハードルが高いのかもしれない。でも、一見怪しいけど面白い場所と本当に危ない所の区別はつくつもりだし、本気でヤバい場所には近づいてないつもりなんだけどねぇ。

よく、外国人は日本人が電車の中で眠っているのを見て、日本が安全であることを実感するらしいけど、見渡してみるとブエノスの地下鉄でも居眠りしている人は何人もいる。別に人生を捨ててるタイプじゃない。それにセントロにだって、普通におばあちゃんとか子供連れとか歩いてるし、みんな結構スマホ見てるよ。だからまあ手荷物に気をつけるぐらいでいいのではないかな?

今日は40ペソでバレエが見られるというので、アナと待ち合わせてたのだが、結局待ってた場所が違っていたのと、うまく連絡がつかず待ちぼうけ。なかなか街の方向をつかめないので、もっと体に馴染ませたいのだけど、混乱する理由が紙の地図とグーグル及びウェブに出てくる地図の天地が逆なこと。紙の地図は大体川が下にあって、つまり上が南になっているがグーグルマップは北が上なので、方向音痴にはさらに混乱するトラップがいっぱいなのです。

あと今回は食べる場所についての嗅覚がうまく働いてない。私はサンドイッチとかピザとかじゃなくて、労働者や老人が食べに来るような家庭料理っぽいものを出してる定食屋でがっつり日替わり定食を食べたいのだけど、うまく見つけられないでいる。エリアが間違ってるんか? それとも家庭料理は肉を焼くばっかりなのか? 初日に行ったLucioはよかった。その次のオープンすぎるサンドイッチもまあまあ。でも、昨日と今日の店では肩を落として店を出ることになったので、もう自炊しようと思ってスーパーに行くと見たことのない野菜を発見。

Zapallo

近くにいたセニョーラに食べ方を聞くと、ゆでるか、細かく切って炒めるといいとのこと。どうも若いカボチャらしい。「おいしいですか?」って聞いたら、「まあ、奇跡のようにおいしいわけじゃないわよ」って、ブエノスのおばちゃんたちは、みんな正直すぎる。「私はこっちのほうが好き」といわゆるカボチャを指してたので、「食べたことがないので試してみます」というと「2つだけにしときなさい」って言われたので2つだけ買いました。味はズッキーニみたいな感じ。確かにズッキーニもカボチャの仲間だもんね。

あと、日差しがきつくてサングラスを買おうかと思うのだけど問題がある。それはサングラスをするならコンタクトをしなければならず、コンタクトをすると遠くはよく見えるが手元の文字が見えなくなるお年頃だということ。眼鏡屋をのぞいてみるんだけど、レイバンの文字を見るだけで、例の勝手なタグ付けのことを思い出して「くわばら、くわばら」って退散してるから、レイバンはマーケティングを完全に間違えたと思う。


Day6

朝から停電。こういう起こりそうなトラブルは全部体験させようという魂胆かしら? 停電するとネットにつなげないので次の予定を立てたり、調べたりができなくて困る。

前の晩は蚊に6箇所ぐらい刺されて悩まされ、ムヒを塗りたくったので夏を実感する。アナは蚊に刺されやすく、どこにいても自分だけが刺されるのに、自分より蚊に刺されやすい人がいてラッキーと言っていた。私自分より刺されやすい人とも一緒だったときに助かった~と思ったので、気持ちは分かります。アナが習っているタンゴの初心者クラス(50ペソだって)へ連れて行ってもらう予定だったのだが、本人はお金を節約したいので今日は行かないというから1人で行ってみる。結果を先に言うと「今日はクラスないよ」と門前払い。昨日と言い今日と言い、あれ? もしかして、私いじわるされてる? という疑念が一瞬わいたのだけど、停電でエレベーターに閉じ込められたおじいさんを助けに行き、この建物の住人は誰も助けないなんて信じられないと怒ってたので、そう悪い人だとは思えず、たまたまなんだろう。

レコレタの辺りにいたので、ルンファルドの辞書を買おうと本屋めぐり。まずはCuspideへ。 店には無かったが“Nuevo diccionario de Lunfardo”(2004)と“Diccionario de Lunfardo”(2010)さらに“Che boludo”というのもあると調べてくれた。私としては一番最後のが気になる。店を出るときに「Suerte!」(幸運を祈る)と言われたので、もしかしたらあんまりないのかも。次にブエノスアイレス特集には必ずと言っていいほど載っている元劇場を改装したEl Ateneoへ。ここ一応チェーンなんだね。ここでイケメンヒゲに在庫を聞くと「ない」とさわやかな笑顔で即答。私はてっきり棚を見たり、パソコンで調べると思ったので「え? ないって知ってるの?」と言ったら笑っていた。ちなみに彼は日本語のクラスを取っていたことがあるらしい。「どれくらいのレベルなの?」と聞いたら「初心者でとてもとても」と言ってた。何か話してみと言おうかと思ったがやめておいた。

本当は元舞台部分のカフェで何か飲もうと思ってたのだけど、カフェにたどり着く前に、若ヒゲイケメンに近くの別の本屋を紹介してもらったので、行きがかり上店を出た。また今度ちゃんと茶をしばきにくる。で、私は「僕と未来とブエノスアイレス」のガレリアに当たらないかな~と漠然と思いながら、ガレリアがあると入ってみるのだけど、そりゃもうそこら中にあるよね。例によってブラブラ冷やかしていたら奥のほうの店のおじさんが、「何か探してるのかい?」って話しかけてきた。そこで立ち話をすることになったのだけど、どこから来たの? と聞く。私は国籍を聞かれたとき、嘘はつかずに正直に日本人だと答えるが、一応警戒する。だって世界一カモられ易い人種じゃない? だから、そう簡単には騙されないタイプの日本人ですよっていうオーラを出す。で、また結果から言うとこのおじいちゃんは、本当に気のいいシリア人で東洋人ということで日本人にシンパシーを感じているようだった。あと勤勉さをやたらと誉められた(私、どっちかというと例外のほうの日本人なのに…) はからずも私が聞いてもいないのにお勧めの場所を教えてくれだした。

そうそう、ここのところ滞っていたけど、そう言えば私はダーツの旅をしてる最中だった。おじいちゃんの名前はエルネスト。写真をとってもいい? と聞いたら「写真うつりが悪いからやめて~」って何、その乙女な感じ。めっちゃかわいかったけど、写真はありません。ちなみにお勧めの場所は映画館があって女の子がすきそうというPatio Bullrich
ほぼお高い物しか置いてないモールでした。

ちなみにエルネストには「そこに行ったら、マクドナルドもあるし、フレドでコーヒーを飲んでもいい、スシもあるよ。何でもあるけど、ちゃんと値段を見るんだよ」って噛んで含めるように言って聞かされた。私のこと、どんだけ頼りない子供だと思ってるんだろう? エルネスト、私もう手元が見えにくいお年頃だよ。

Akiba
こちらのお店も高級ブランドでしたが、使う地名間違えてると思う。

帰りの地下鉄で同じ車両の反対側の端に乗ってきた男の人。よくあるいつもの物乞いかと思ったのだけど、一向にこっちへやってくる気配がない。何かを語っているのか、ライムを刻んでいるのか、ひとしきり終えると周りの人が拍手してる。そしてずっと同じ場所でやってたけど、お金を集めてる様子もなかった。いつお金をもらうつもりだったんだろう。ところで、地下鉄やバスに乗ってて思うのは、子供がとても大切にされているということです。もしかしたら老人以上かも。子供連れの人が乗ってくると、誰かがさっと席を立ち、親じゃなくて子供を座らせている。あの反応の早さは老人が乗ってきたときよりも早い気がしたなぁ。まさにお子様だと思いました。

« ブエノスアイレス・ダイアリー3 | Main | ブエノスアイレス・モンテビデオ・ダイアリー »

Comments

今はウルグアイのモンテビデオに泊まってます。

Posted by: アノ★C | 2014.11.20 at 10:17 PM

あすからの宿決まりましたか。

Posted by: | 2014.11.20 at 09:29 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21029/60678072

Listed below are links to weblogs that reference ブエノスアイレス・ダイアリー4:

« ブエノスアイレス・ダイアリー3 | Main | ブエノスアイレス・モンテビデオ・ダイアリー »