« わたしが人類になった日 | Main | 8月 »

2014.07.12

現実が踊りだせば…

La_danza_de_la_realidad

去年の秋だっただろうか。母が上京したときに駅まで迎えに行ったところ、開口一番「向こうからスカッとした格好いい人が歩いてくるなと思ったらあんたやった」と言われ、赤子のときならともかく中年になった娘を見ても「うちの子が一番かわいい」と言える母に(うん、そこまでは言ってないね)自分の親ながらこの人の“親ばか力”パネェなって思ってたんだけど、お正月に帰省したときに、つり雑誌に載っていた弟(金正恩似のメタボ)の写真を見て「Yくん、かわいく写ってるわ」と言ってたので、これ、ガチでアレな人やと思いました。

しかしながら来し方を振り返ってみると、田舎の少々変わった子として小中学校を過ごしながらも、特にいじめられることもなく(いや、むしろお前がジャイアンじゃね? という異論はひとまず置いておくとして)特段の生きづらさを感じることもなく、すくすくと育ってこれたのは、この絶対的な親ばか力に裏打ちされた自己肯定感の高さのお陰なのかもしれないと最近思うようになりました。だって、「そんなことで?」というような理由で自分を責めたり、普通に恵まれてるのに劣等感にさいなまれてる人が結構いるじゃない? そういう人たちの話を聞いてみると親子関係に問題がありそうなことが多いから。そんなこと言ったって、ずっと親から愛されず、けなされて育った者はどうすりゃいいのよって言いたいあなた。そんなあなたにぜひ見てもらいたいのが、本日から始まる「リアリティのダンス」です。

はいはい、結局はまた自分の宣伝ですか~、ってページ閉じようとした人、ちょっと待ってー。少しだけ話を聞いてー。

私はちょいちょい身の上話を聞かされるんですよ。まあ、最初は相談事という体で始まるんだけど、多分話を聞いてもらいたいだけなんでしょうね。私がいくら素晴らしい解決案を出しても実行はしないし、こっちの忙しさとか関係なくしょっちゅう電話がかかってきて、しかも電話を切らないのね。中には昔からの知り合いもいるけど、びっくりするのはそういうハードな相談事(?)をする人は知り合って間もない時期にすること。一体、私から何フェロモン出とんねん。

話を聞いていくと、もちろん片方からしか聞いてないから本人バイアスがかかっているとは思うけど「本当に親がそんなことを言うの?」みたいな、ひどい話がいっぱい出てくる。あ~、これが世に言う毒親かって、人様の親御さんを毒親呼ばわりして申し訳ないけど、まあ、本当にあるんだなって実感した。でも、かくいう私は親ばか人間に育てられてるもんだから、共感できる部分がまったくないし、乗り越え方が分からないのです。いや、方法は無限にあると思うのだけど、無限にあるということをいくら形を変えて伝えても伝わらない。そういう人たちに共通しているのは生きる力が弱いということです。いや、ちょっと違うな。自分の命を信じる力が弱いって感じ。

そしてその頃「リアリティのダンス」の原作本である「La Danza de la Realidad」を読んで彼女たちに必要な答えは全部ここにあると思った。同じ問題を乗り越えた経験者の話なら参考になるだろう、と。だからずっとあの本を訳さねばと思っていたけど、まあ別の方がやってくださいましたので、私財を投げ打たずに済みました。ありがたい。

私自身は自分の現実が踊りだす瞬間を何度も経験しているし、一歩踏み出せばどんな人にもそれはあるのだと知っている。本当に読んで欲しいし、見て欲しいあの子や、あの子や、あの子はきっと読んでないだろうし、映画を見るかどうかも分からない。でもいつか彼女たちが手に取る日があればいいと思う。もう翻訳本がこの地球上に存在するのだから、その可能性があると思うだけで、私も随分と肩の荷が下りた気がする。

と・こ・ろ・で、先日の「ホドロフスキー同好会」は今までで一番参加人数も多く、はじめましての人もいて、じわじわホドロフスキーが盛り上がってきてるのを感じてます。
この前は「DUNE」を語り倒したので、次回は「リアリティ~」を語り尽くす予定です。まだ日は決めてない。

日が決まってるイベントとしては

その1
7月27日にプロジェクトマッピングのWSをやります。

13:00~
交流会時の料理がついて2800円。

勢いで予告編を作ったけど、データが大きすぎるって言われてアップできない…

その2
8月16日に「身近な妖怪とのつきあい方」というトークイベントをします。

こちらも13:00~
お茶とお菓子がついて2000円です。
講師は甲田烈先生です。

こちらも頑張って予告編を作るつもりですが、ここには(以下略)

« わたしが人類になった日 | Main | 8月 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21029/59970177

Listed below are links to weblogs that reference 現実が踊りだせば…:

« わたしが人類になった日 | Main | 8月 »