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2009.11.19

祝!★フィルメックス

Magaly_solier Magalyscopia

どうも、今年の目標だったフィルメックスで1本担当させてもらい、
調子に乗ってるアノ★Cです。

ところで連日がんがんスポット流れてる「2012」
マヤの予言では2012年に地球が滅亡するってアレですけど、
マヤの予言では多分そんなこと言ってません。

以前、ちょっとマヤ本を訳したときに調べたけれど、
マヤでは様々な長さのカレンダーを組み合わせて使っていて、
中でも一番長い5200年周期のカレンダーが一巡するのが、
2012年なんですよね。

まぁ、十二支と十干を合わせて60年で一巡するシステムの
規模がデカイ版と思っていただければよろしいかと。
ですので、まだまだ長生きしましょうね。

というわけで今年のベルリンで受賞した時から、
日本に来るのを楽しみにしていた「悲しみのミルク」です。

さて、監督のクラウディア・リョサですが、ペルー人でリョサと言えば
やはりあのお方のことが頭に浮かびますよね?
「マデイヌサ」が上映されたときに、もしや… 
とIMDBで確認したら何も書いてなかったんで関係ないのかと思いきや、
今年になってスペイン語でウィキるとバルガス・リョサの姪とありました。
やっぱりな~。

この映画でも言及されるテロの時代というのはおそらく
センデロルミノソが台頭していた80年代から90年にかけてのことで、
後にそのテロの時代に一応の終止符を打ったフジモリ元大統領の
対立候補だったのがマリオ・バルガス・リョサだったことを考えると、
何か不思議なめぐり合わせを感じます。

私は「マデイヌサ」でマガリちゃんの天然ファムファタールな
美少女っぷりにやられちゃったクチなんですが、
彼女の最大の魅力はスーパーモデルのようなゴージャスでノーブルな顔立ちに、
素朴すぎる心というアンバランスさだと思われます。

その素朴すぎる心ゆえ不当な扱いを受けてしまうのだけど、
よくよく考えたら、それこそが彼らインディオの歴史そのものなのかもしれません。

役柄ではない本当のマガリちゃんがどんな風に体を動かすのか気になって、
動画検索しまくったら、快活な今どきのお嬢さんで安心しました。
クラウディアに見つけられる前は地元ののど自慢大会に出場しまくりで、
現在は歌手としても活躍中。
実際に作品の中で歌われる曲は彼女の作詞・作曲によるものです。

あと、どうやら現在撮影中のフェルナンド・レオンの新作に
出ているらしいので、こっちもメチャクチャ楽しみ。
日本に来るといいんですが…。

最後に私がずっと疑問に思っているのが、
なぜ「悲しみのミルク」というタイトルになったのかということ。
いえ、邦題にけちをつけてるわけじゃありませんよ。

スペイン語をやっている人なら分かると思うのだけど、
原題の「Teta asustada」とだけ聞くと、
((;゚Д゚)←こんな顔したおっぱいが頭に浮かびます。

それがなぜ英語のタイトルになる時にSorrowとなったのか。
ペルーの上流階級に生まれ、十分な教育を受けたはずのクラウディアが
英語の意味を知らなかったとは思えない。
それにいくら調べてもAsustarには恐怖を伴う驚きの意味しかないし、
Sorrowには恐怖の意味はないのです。

Teta Asustadaには被害者である渦中の女性たちの恐怖心が反映されていて
Milk of Sorrowには傍観者から被害者への哀れみが反映されている。
そういうことなんでしょうか?
いまだに答えの出ない問いを続けている私なのです。

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