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2007.07.09

偶然と記憶が少しずつ重なり合って日々は過ぎていく

Kicx0902    Kicx0903

私のために作られたかのようなディスプレイは
ミッテランなんちゃらっていう名前の
フランスの国立図書館内のシネコンとDVDショップ。

(こんなヘボヘボ写真を撮ってる私だけど、かつて写真の学校に行ってたことはヒミツ)

かなりご無沙汰しました。
家族以外に誰が読んでいるのか分からないブログですが、一応謝っておきます。
長い間ほったらかしにしてすみません。

この期間何をしていたのかというと、
「セレブの種」という変な映画を見て、アラン・タネールの「Le journal de Lady M」というこれまた変な映画のことを思い出し、そういえばアラン・タネールって最近どうしてるんだろうと調べてみると、ちょくちょく映画を撮ってるみたいなのに、1991年以来日本では公開作がないまま、ジョナスがとっくに25歳をこえていることに気づいてやるせなくなる。

ずっと読み続けているホドロフスキー本に例の三角の中に目が描かれたモチーフのことがでてきて、そういえば大学生の頃、同じモチーフがついたカットソーをはりきって購入し、インドネシア旅行に来て行ったところ、「麻原彰晃、いや朝から焼香?」とゼミ仲間に笑われはしたものの、相変わらず気に入っていたことや、当の麻原自身も、まだサリン事件を起こす前で、座禅を組んだままジャンプしている写真を空中浮遊と言い張ってるただの面白教祖と思われていた時代だったことなどを思い出し、そういやあのカットソーはどうなったのかと思いをめぐらすと、スペインに留学するとき、留学先では少ない数の服を着回すために、服の消耗が激しくなることを懸念して置いていったお気に入りのTシャツ類が、留学から戻ってみると1つ残らず母親に処分されていたことまでも、今更ながらに思い出してやるせなし。その中にはベティ・ペイジTシャツや「右側に気をつけろ」Tシャツもあったはずで…。

久しぶりに会う友人と「ツォツィ」を見に行き、社会の不公平が引き起こす悪意や憎しみに差す一筋の希望のようなものを見出したはずなのに、ランチをしながら「安倍、死ねばいいのに」という話題で共感しまくった挙句、その実現の手段としての呪いの効用を真剣に議論しあう。そもそも、なぜ安倍が死ぬほど死んでほしいほど嫌いかというと、彼が戦争がしたくてたまらない人だからで、なぜ戦争をしてはいけないと思うかというと、人命は何にも増して尊いものだと思っているからにほかならず、ああ、なんたるちあの自己矛盾。

映画祭で担当する作品の映像をチェックしていたところ、私にはやり残していたことがあった! といてもたってもいられず「パラダイス・ナウ」を見に行き、話の筋とは関係ないところで、思った以上に「ハムドゥリッラ」という言葉がいろんな場面で使われていたのが気になる。「ハムドゥリッラ」というのはモロッコに行ったときに、たしか「いただきます」だか、「ごちそうさま」の意味だと教えられたけど、きっとアッラーのご加護がどうのこうのって意味なのだろう。じゃあ、「インシャラー」とはどう違うのかねえ。

で、この「バブル」を見ていたら、なぜかセルビア人の木琴奏者Jのことを思い出し、(なぜか、などと書いたけれども、ある登場人物に顔がよく似ているという明白な理由による)そうこうするうちに「あなたになら言える秘密のこと」が始まってそっちにつながっていたのかと納得。「バブル」の中で演奏されるがスクリプトには載っていない曲に歌詞をつけるか迷った挙句、途中でセリフが入るのでつけないことに決めて数日後、通勤経路として使っている高島屋内で普段は気にも留めないBGMにその曲がかかっているのを耳にして、エスカレーターを降りながら思わず「あっ」と声を出してしまう。やはりこれは歌詞を出せということなのだろう。

かれこれ20年ぐらいはゆるい原マスミのファンなのだけど、なぜゆるいのかというと20年間一度もライブに行ったことがないからなのだが、なにかの折につけ聴き直したりするので、やはり一応は継続したファンなのではないかと自分では思う。なぜ一度もライブに行ったことがないのかと問われると、映画は1人でも行けるがライブには1人で行けない性質だからで、自分の周りに原マスミファンがいないので、当然のことながら情報が入ってくることもほとんどない。その「原マスミ大全集!」が目黒区美術館でやっていると5月半ば頃にあるメルマガで知り、かなり開催期間が長いので行く気満々でいたし、その後なっちゃんが映像をつけたライブ内でもリマインドされて決して忘れてたわけじゃないのに、自分の段取りの悪さのせいで結局は行けなかった。

悔しいです!(C)ザブングル

こういった合間に仕事をしていたら、あっという間に3ヶ月過ぎてたんです。本当です。
パリで念願のホド先生に会ったことと、バルセロナで2人のアーティストのアトリエを訪ねた話は次回以降で書きます。

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